展示室

企画展

これまでのの企画展
期間 : 平成20年12月19日(金)~平成21年3月9日(月)

開館10周年記念企画展 写真でつづる昭和の子ども
~レンズをとおして見た京の世相と学校生活~

国鉄線路脇での分校棟上式 昭和31年花園小学校提供


オリンピック聖火リレーを声援 昭和39年 鏡山小学校


● 学校には,様々な記録とともに,多くの写真が保存されています。古くは明治時代の卒業記念や校舎の竣工記念など,学校の一大イベント時に,当時珍しかった写真が撮られました。やがて,カメラが一般に普及する昭和30・40年代には,記念写真以外に,子どもたちの学校生活を撮ったスナップ写真が多くなりました。この時期の写真には,活気にあふれた子どもの姿とともに,日本の高度経済成長期の一側面が映しだされています。
 さて,この度,学校生活写真を市民の方から募集し,くわえて,戦後復興期に,一斉に開校した中学校,ベビーブームから昭和40年代にかけて子どもの人数が2千人を超えて分校が出来た小学校,また周辺地域の土地開発によって,新たに設置された学校が整備される様子などが撮られた学校写真を公開する企画展を開催します。写真に写った校舎やその地域社会,そして子どもたちの姿をとおして,当時の発展する京都の教育の移り変わりを回顧していただく機会となれば幸いです。


●展示写真の複製をプレゼントします!
 展示しております学校提供の写真に写っているご本人や,写真の場面をよくご存知の方は,会場にてご応募ください。もれなくプリントした複製写真1枚を進呈いたします。


●同時開催 3階第3展示室
「教える道具~カタチのちがう教科書~」

 日本の子どもの学習は,寺子屋に象徴されるように,文字や文章を手本を見て書くという作業で覚えるものでした。しかし,明治初期に欧米から輸入された初等教育の方法は,掛図を使っての一斉教授であり,先生の問いに子どもが答える形式をとりました。これは欧米の子どもの学習が,見て読んで覚えるものであったからです。ここに展示する教具から,どのように欧米の教育方法が日本に取り込まれ,変遷したかをご覧ください。
 なお,学校歴史博物館の開催時より,ご指導をいただいた,故・石附実氏(大坂市立大学名誉教授)が収集され,ご遺族によって寄贈してくださいました教具を中心に展示しております
(写真はホーン・ブック)

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